祖先が手付かずで守ってきた「奥山」の自然林は、戦後の国土総合開発計画や拡大造林政策、道路、スキー場建設などにより荒廃し、野生動物たちは、すみかとえさ場を失った。
空腹に耐えかねた動物たちは、生きるために人里に出てきて農作物をあさるようになり、有害獣として駆除され続けている。
地元の人たちもまた、増える獣害に悲鳴を上げている。
しかし、大型野生動物たちと、かれらが造る豊かな森を残さなければ、私たち人間もまた、生き残ることはできない。
日本熊森協会ホームページ
森山 まり子氏 プロフィール
日本熊森協会
1948年兵庫県尼崎市生まれ兵庫県立神戸高校から大阪教育大学に進み、物理を専攻。
2003年春までの31年間、公立小・中学校理科教師として勤務。1992年に、尼崎市立武庫東中学校の生徒たちと
絶滅寸前兵庫県野生ツキノワグマの保護に立ち上がる。そして、祖先が残してくれた豊かな森を失い、クマだけではなく日本文明が滅びようとしていることに気づく。1997年、実践自然保護団体日本熊森協会を結成。
クマをシンボルに、大型野生動物たちの造る保水力抜群の最高に豊かな森を、子や孫、そして、全生物に残すため奔走。兵庫県西宮市在住。
山本 重雄氏 プロフィール
株式会社エスワイフード 代表取締役社長
1957年生まれ。高校卒業後、海上自衛隊、居酒屋店長を経て27年前に「串かつやきとりのやまちゃん」として第1号店を出店。その後「世界の山ちゃん」での出店を重ね、名古屋・東京・神奈川・札幌・熊本と全国52店舗を数える。
「立派な変人たれ!」を合言葉に、ユニークで面白いこと、変化していくことにこだわった経営スタイルを構築中。只今、全国講演行脚中!!
世界の山ちゃん伝説(幻冬舎メディアコンサルティング出版・\1365)好評発売中。